2016年04月27日(水)

Q.歯医者さんで抜歯を勧められたのですが、自覚症状が無くても抜かなくてはいけませんか?

 

A.自覚症状が無くても、抜歯が必要な場合があります。

 

●親知らずの場合

状況によりますが、さくら歯科ではできるだけ抜くことをおすすめしています。
親知らずは口のかなり奥にあるので磨きにくく、食べかすや歯垢が残り、むし歯になるリスクが高くなってしまうからです。

 

親知らずの抜歯について、詳しくはこちらのページの「親知らず」の項目をご覧ください。

 

●歯周病の場合

歯周病は、原因菌が歯の土台の骨を溶かしてしまう怖い病気です。
痛みを伴わず、ゆっくりじわじわ進行します。

 

下の写真は、重度の歯周病の患者さま(70代)のレントゲン写真です。

 

抜歯前レントゲン写真

 

歯周病が進行し、歯を支える骨が溶けて、なくなってしまっている状態です。
(赤で囲っているのが歯周病にかかった部分で、黄色の線まで骨が溶けています。)

 

この後、歯周病の原因になっている歯を2本抜歯し、治療を続けました。
抜歯後は、残った前後の歯を削って橋のようにつなげる「ブリッジ」を装着しました。
ブリッジは違和感が少なく、自分の歯のように噛むことができます。

 

次は抜歯した2年3ヵ月後のレントゲン写真です。

 

抜歯後レントゲン写真

 

歯を支える周辺の骨が、黄色の線の部分まで再生しています。

 

このように、ダメになった歯を抜くことは、周辺の健康な歯を守ることにつながるのです。

 

「なるべく自分の歯を抜きたくない」という気持ちも理解できますが、その気持ちに歯科医や歯科衛生士が寄り添いすぎると、結局は他の大切な歯を失う事にもなりかねません。

 

さくら歯科は「できるだけ歯を長くもたせ、歯を失わないこと」をコンセプトに治療を行っていますが、場合によっては、抜歯をすることが他の歯を守ることにつながることもあります。
患者さまにご納得いただけるまで、丁寧に説明させていただきます。

 

抜歯

 

歯のウソ・ホントQ&A一覧へ