コラム
【セルフチェック】むし歯の特徴・進行と痛みの関係について
むし歯になったけれど、すぐに歯医者へ行けない方や、歯科治療に苦手意識がありそのままにしている方も多いのではないしょうか。
むし歯をそのままにしていると、どれくらいのスピードで進行するのか気になりますよね。
そこで今回は、むし歯の進行状態と、セルフチェックができるリストを紹介します。むし歯かも？と感じている方は、ぜひ参考にしてください。
むし歯とは？
むし歯とは、お口の中に常在するむし歯の原因菌（ミュータンス菌）が酸を作り、歯のカルシウムが溶けて穴があいてしまう疾患のことです。歯を失う原因となる、歯科の「二大疾患」に挙げられます。
むし歯はどのように進行する？
むし歯はいきなり歯に穴を空けるのではなく、徐々に進行して歯を溶かしていきます。むし歯の進行度合いによって治療方法が異なるため、
C0：初期段階
適切なセルフケアで修復できる、初期段階のむし歯です。痛みやしみなどの自覚症状はなく、自分では気が付きにくい段階です。
よく観察すると歯の表面につやがなくなり、白く濁ったり薄い茶色に変化したりする兆候が見られます。歯が自分の力で修復しようとする力（再石灰化）を促す、フッ素塗布などで健康な歯を保ちましょう。
C1：少し進行したむし歯
歯の表面や溝などに、小さい穴ができている状態のむし歯です。この段階で痛みやしみを感じることはありませんが、適切な治療を行う必要があります。
むし歯になっている部分が茶色や黒褐色に変化するため、自分で気が付く方も多いでしょう。少しでも違和感を覚えたら、歯科医院へ相談しましょう。
C2：歯が黒っぽくなってくる
むし歯が歯の内側まで広がり、神経を守っている層（象牙質）まで達しているむし歯です。甘いものや冷たいもの・熱いものがしみたり、噛んだときに痛みを覚えたりすることがあります。
むし歯がさらに進行してまうと、神経に細菌感染を引き起こしてしまいます。そうなると治療にも回数がかかってしまうので、早めの対処が重要です。
C3：神経まで細菌が進行した状態
むし歯が歯の神経（歯髄）まで達した状態です。むし歯によって歯が大きく溶けると神経が露出し、何もしていなくても痛みを感じるでしょう。
歯のほとんどがむし歯に浸食されている状態のため、むし歯を取り除いた後は被せ物を装着する必要があります。場合によっては、歯の保存が難しいこともあるでしょう。
C4：歯が溶けて根だけに
歯ぐきの上から見える部分がほとんど溶けてなくなり、歯の根だけが残っている状態です。ここまでくると歯の神経が完全に壊死しているため、痛みを感じることはありません。
そのまま放置していると、顎の骨まで炎症が広がり、歯の根っこの先に膿が溜まってしまいます。最悪のケースでは、保存が難しく抜歯が適用になることもあります。
【セルフチェック】こんな症状があればむし歯かも！
むし歯菌によって溶けてしまった歯は、もとに戻りません。できるだけ歯を削らずに適切な治療を行うために、日ごろから歯の状態をチェックしておきましょう！
- 冷たいものがしみる
- 熱いものがしみる
- 噛むと痛みがでる
- 歯の色が黒っぽい
- 歯に穴が空いている
- 身体が温まると歯が痛くなる
- デンタルフロスが引っかかる
- 何もしていないのに歯が痛い
上記のような症状がある場合、むし歯の進行が疑われます。
初期段階のむし歯は、適切な処置を受けることで進行を防げます。ひとつでも当てはまる症状がある方は、早めに歯科医院を受診しましょう。
むし歯かも？と思ったら早めに歯科医院の受診を。
むし歯を早い段階で発見してすぐに治療を行えば、健康な歯を長持ちさせられます。毎日のセルフケアはもちろんのこと、歯科医院でのクリーニングも受けるようにしましょう。
当院は、むし歯や歯周病を予防する「予防歯科」に力を入れています。トラブルが起きてから歯医者に行くのではなく、歯医者に行かなくてもいいよう、予防することを意識してみませんか？
歯のお悩み・お口のトラブルはありませんか？
小郡市の「小郡さくら歯科」では、一人ひとりに合った治療方法をご提案しています。分かりやすいカウンセリングを徹底しているので、お口のお悩みやお困りごとがある方は、お気軽にご相談くださいませ。
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- 【医院名】小郡さくら歯科
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