コラム
歯周病は治療を受けても治らない?順調に治る人はどんな人か解説します
歯周病を放置していると歯ぐきが腫れたり、歯磨きのときに出血したりと、不快な症状が現れはじめます。
しかし、治療のために通院しているのに「症状が改善しない」と感じたことがある方もいるでしょう。
そこで今回は、歯周病の治療を受けているのに治らない理由を解説します。
お口のトラブルでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
歯周病の治療を受けているのに治らないのはなぜ?
歯周病を放っているわけでもなく、歯科医院で治療を受けているのに、なかなか症状が改善しない方もいるでしょう。「治療を受けているのになぜ?」と、歯科医院に対して不信感を持ってしまうかもしれません。
治療を受けているのに治らないのには、いくつかの理由があります。
汚れが残っている
歯周病をコントロールするためには、お口の中の汚れを徹底して除去することが重要です。ブラッシング指導を受けたあと、言われた通りにしているつもりでも、見えにくい場所に汚れが残っているかもしれません。
また、歯ぐきの奥深い部分に歯石が残っていると、歯ぐきの炎症が引かないこともあるでしょう。その場合は、歯周外科を検討する必要があります。
生活習慣の改善が不十分である
歯周病菌を取り除きさえすれば、歯周病が治るわけではありません。歯周病は生活習慣が大きく影響するため、治りにくいような生活を続けていると、治療を受けていてもなかなか治らないでしょう。
なかでも、たばこは歯ぐきの血流を悪くする成分がたくさん含まれています。だ液の分泌量も抑えてしまうため、プラーク(歯垢)や歯石の付着を手助けしてしまう作用もあります。
噛み合わせの状態が悪い
噛み合わせの状態が悪いまま過ごしていると、一部の歯に大きな負担をかけてしまいます。歯周病は歯を支えている顎の骨を溶かすため、噛み合わせの悪さが歯周病を悪化させることがあるでしょう。
過去に治療を行った詰め物や被せ物が劣化していたり、今のお口に合った形状で無かったりする場合は、再治療が必要かもしれません。
歯周病の症状が軽快するのはこんな人!
歯周病の治療がうまく進まない方がいる一方で、順調に軽快する方もたくさんいます。
歯周病治療がスムーズに進むのは、次のような特徴の方です。
- 生活習慣が改善された
- 噛み合わせの状態が良くなった
- プラークコントロールが十分にできた
反対に、これらのポイントを意識して、歯科医師や歯科衛生士と二人三脚で治療を進めれば、歯周病の症状が軽快します。
歯周病の予防は、セルフケア・プロケアの両方をしっかりと受け、継続することが大切です。
歯科医院に任せっきりの姿勢では、歯周病をコントロールすることは難しいことを覚えておきましょう。
歯周病の治療やセルフケアの方法は、歯科医院での定期健診でしっかり学ぶことができますよ。
歯周病は自然治癒する疾患ではありません
皆さんは、風邪を引いたときはどのように対処していますか?症状がひどい場合は病院へ行くこともあるかもしれませんが、程度によっては安静に過ごして様子を見ることが多いのではないでしょうか。
しかし、歯周病は様子を見ていても自然に治ることはありません。適切な治療を受けながらセルフケアを継続することで、「進行を食い止められる」疾患です。時間をおくと簡単に再発してしまうため、歯周病を予防することを意識して過ごすことがとても大切です。
当院は、むし歯や歯周病を予防する「予防歯科」に力を入れています。トラブルが起きてから歯医者に行くのではなく、大がかりな治療を受けなくてもいいよう、歯周病を予防してコントロールすることを意識してみませんか?
歯のお悩み・お口のトラブルはありませんか?
小郡市の「小郡さくら歯科」では、一人ひとりに合った治療方法をご提案しています。分かりやすいカウンセリングを徹底しているので、お口のお悩みやお困りごとがある方は、お気軽にご相談くださいませ。
医院紹介
【医院名】小郡さくら歯科
【アクセス】〒838-0106 福岡県小郡市三沢4847-15
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