コラム

歯周病はどのように進行する?放っておくリスクも合わせて解説!

歯周病は自覚症状がないまま少しずつ進行する疾患で、気が付いたら手遅れだったというケースも珍しくありません。

放っておくとお口全体の健康に悪影響を及ぼすため、重症化する前に適切な治療を受けるようにしましょう。

今回は、歯周病の進行と放っておくリスクについて解説します。自分が歯周病かどうか気になる方は、ぜひ参考にしてください。

 

歯周病の進行

歯周病は、歯周病菌の感染によって歯ぐきや歯を支えている顎の骨に炎症を引き起こす疾患です。
初期段階では自覚症状がなく、「サイレントディシーズ(静かな病気)」と呼ばれることもあります。

そんな歯周病は、少しずつ段階を踏みながら進行していきます。
初期段階で異変に可が付くことができれば、進行を食い止め歯周病をコントロールすることが可能です。

ここでは、歯周病の進行とその症状を詳しく解説します。

 

歯肉炎

歯ぐきに炎症が起きている状態です。歯ブラシに血がついていたり、吐き出した唾に血が混じるようになります。
歯肉炎の段階で適切な治療を受けると、炎症が治まり健康な歯ぐきを取り戻せるでしょう。自分では異変に気がつけないため、歯科医院で確認してもらうことが大切です。

軽度歯周炎

歯を支えている顎の骨まで炎症が広がっている状態です。歯と歯ぐきの溝が深くなり「歯周ポケット」を形成しはじめます。
まだ自覚症状はありませんが、炎症を起こした歯周組織がもとに戻ることがありません。
適切な処置を受けられるよう、日ごろから自分の歯ぐきをよく観察しておきましょう。

中度歯周炎

炎症が続き顎の骨が半分ほどに減っている状態です。食事中の違和感や、歯が揺れるような感覚を覚えはじめます。
周囲の人に口臭を指摘されて、自覚するケースもあるでしょう。歯を残すためには、遅くてもこの時期までに適切な治療をはじめる必要があります。

重度歯周炎

顎の骨が大きく溶かされ、歯がグラグラと揺れるようになります。
重度歯周炎まで気が付かず放置してしまうと、治療を受けても歯を残すことが難しくなるでしょう。
自然に歯が抜けてしまうことも珍しくありません。

 

歯周病を放っておくと歯を失うことに

歯周病は歯を失う原因である「歯科の二大疾患」に挙げられます。歯周病治療は、進行を防いでコントロールすることが目的です。
そのまま知らずに放っておくと、治療を受けても歯を残すことは難しくなるでしょう。

また、歯周病で歯を失った場合、一部の歯だけでなく、他の歯も歯周病が進行している可能性があります。
そのため、歯を補う治療と平行してお口全体の歯周病治療が必要です。

健康な歯を守るためには、歯周病を放っておかないことも大切ですが、歯周病を発症させないことがとても重要です。
セルフチェックでは、発症の有無や進行度合いを正確に判断することはできません。
歯科医院で専用の器具を使い、歯周病予防の専門家である歯科衛生士による定期的なクリーニングを受けましょう。

 

歯周病は若いうちからの予防が大切です

歯周病は中年から高齢者に多い疾患だと思っている方も少なくありませんが、若いころから少しずつ進行しています。
成人の8割は歯周病を発症している、もしくは何らかの兆候があるといわれています。

しかし、実際に歯周病を自覚している人は、ごくわずかというのが現状です。
「自分はまだ大丈夫」と思わずに、若いころからメインテナンスを受けるようにしましょう。

身体の健康や肌管理を行うのと同じように、歯の健康も意識することが大切です。
トラブルが起きてから歯医者へ駆け込むのではなく、大がかりな治療を受けなくてもいいよう、歯周病を予防してコントロールすることを意識してみませんか?

歯のお悩み・お口のトラブルはありませんか?
小郡市の「小郡さくら歯科」では、一人ひとりに合った治療方法をご提案しています。
分かりやすいカウンセリングを徹底しているので、お口のお悩みやお困りごとがある方は、お気軽にご相談くださいませ。

 

■医院紹介

【医院名】小郡さくら歯科

【アクセス】〒838-0106 福岡県小郡市三沢4847-15

【診療時間】月~土 9:00~13:00、14:00~18:00
※土曜木・日・祝休診、土曜日は9:00~14:30

【ご予約】0942-75-1175

 

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